縦スクロールのシューティングゲーム。
この頃のシューティングゲームから、意味不明の激ムズ系が当たり前の時代になっていくが、その先駆けがこの究極タイガーともいえる。
アーケード版の移植となるが、いうまでもなくアーケード版は縦に長い画面で、家庭用は横画面。
画面上部から出現する敵、その敵が放つ弾と自機との距離が短くなると、バランスが全く変わってしまう。
縦スクロールシューティングゲームにとっては、別ゲームになってしまうほどの違いだ。
そのバランスを取りながら、アーケード版と遜色ない面白さを保つというのは、思った以上に難しいのではと思う。
そういった部分に目をやりながら考えると、本当に良くできたシューティングだと思う。
ショットは4種類あり、特定の敵を倒すとショットのパワーアップアイテムを出す。
パワーアップアイテムは、約2秒ごとに色を変えながら、画面上を動き回る。
初期装備で前方へのショットとなる赤、前方のみ狭い範囲へ放つレーザー緑、前方へ放射状に打つ青、前後左右へのショット黄。
更に、すでにメジャーウェポンであるボンバー。
これらを駆使して全10ステージ突破を目指す。
敵が固く、敵弾のスピードが速い。
当然敵弾の量も多い。
何度も繰り返しプレイして覚えながら、なんとか先へ進んだ。
ただ、やっぱり何度プレイしても難しい。
クリアしたかの記憶はすでにないが、投げ出してしまうかしまわないかくらいの難度に調整されているため、やればやるほど先へ進めるようになる。
この後、PCエンジンのゲームの記事をいくつか書くが、シューティングゲームばっかりだ。
個人的に、PCエンジンとシューティングの親和性はかなり高いと思っていて、ファミコン、スーパーファミコンではあまりプレイしなかったシューティングゲームをたくさん買った。
最近のシューティング事情を全然知らないのだが、今は何がどうなっているのだろうか。
近々ゲーセンに行ってみようと思う。
パワーアップアイテムが意外と邪魔度:★★★★☆
ボンバーを余したままやられる度:★★★★☆
今でも楽しめる度:★★★★☆