名作と謳われた、セガの左右スクロールのシューティングゲーム。
ゲームセンターで稼働していたのを初めて見て、パステルカラーのカラフルな画面に思わず見入ってしまった事を思い出す。
アーケード版を作製したのはセガだが、ファミコン版はサン電子だ。
ファミコンでセガのゲームが遊べるという事は、当時では驚くべき事だった。
セガはこれまでもハードを発売しており、ファミコンとはライバル関係にあったからだ。
セガのゲームは、アーケード用が主力で、家庭用は明らかにグレードダウンしてしまうため、移植にはあまり乗り気ではなかったのではと思う。
それでも、ファミコン版のファンタジーゾーンはかなり評価が高く、やり切った感のある移植となっている。
実は自分はこのゲームが苦手だ。
何度プレイしても、全然上手くならず、確か5面までしか到達した事がない。
このゲームの特徴は、左右どちらへも移動することができる事で、急旋回的な事もできる。
そして、できるだけやってはいけない事が、急旋回によるスクロール方向の転換だ。
画面上に残っているザコ敵の撃った弾が、急転換した事で速度が急に上がる事となり、自分からあたりに行ってしまう事になるのだ。
このゲームは、とにかくどちらかの方向へだけ進んでいく事が重要なのだ。
そしてもう一つ、スピードアップアイテムであるエンジンは、速すぎるものは買ってはいけない。
移動速度が速すぎて、突撃してミスしてしまう事が頻発するからだ。
これらのやってはいけない事は分かっているのに、ついやってしまいミスするという事を繰り返してしまっていたため、全然クリアできなかったのだ。
ゲームのシステムとしては、横長のステージに8機の基地があり、それを全部破壊するとボス戦になる。
基地やザコ敵、ボスも倒すとお金を落とし、貯めたお金でパワーアップアイテムを購入するという、なかなか珍しいシステムを取っている。
カラフルなステージと、メルヘンチックなキャラを見ていると、そんなに難しくないような気になってしまう。
ステージ同様、ボスも特徴があり、色々な攻撃を仕掛けてくる。
最後は主人公・自機オパオパのパパに寄生した虫と戦い、6匹倒すとクリアとなる。
結構短めのゲームで、上級者になれば、ほんの数分でクリアできるはずだ。
他のゲームでも同じことを書いているような気がするが、今プレイしたらあっさりクリアできそうな気がするのだが・・・
画面の一番下に行くと足が出てきて歩けるのがカワイイ度:★★★★★
ラストバトルでのすり抜け技もウデの見せ所度:★★★★☆
今でも楽しめる度:★★★☆☆