あなたの思い出の一本は何ですか?という問いに対して、1位はコレと言えるゲーム。
何故かと言うと、懸賞で当たった唯一のゲームだからだ。
当時は色々なマンガ雑誌などで、ファミコンソフトが当たる懸賞があった。
当時買っていた月刊マガジンの懸賞に応募し、なんと当選したのだ。
はっきり言って、当時の自分は、雑誌の懸賞なんてものはズル以外のなにものでもなく、当選者の欄に書かれている人の名前も全部ウソだと思っていた。
それが、だ。
当選者の欄に、自分の名前が書かれているのを見た時は、本当に、二度見、三度見、四度見した。
実際に、自宅のポストに講談社からの郵送物が届いた時には、それまでの人生で感じた事のない感情が沸き上がった。
なんと表現して良いのか分からない感情だった。
こういった経緯があり、ファミコンウォーズは、自分にとって忘れようにも忘れられないソフトなのだった。
以上。
という訳にもいかないので、きっちりプレイした感想も綴っていこう。
別に懸賞で当たったからという訳でなく、このゲームはかなり面白かった。
懸賞のラインナップに当然他のゲームもあったのだが、その中でファミコンウォーズが一番面白そうだからここに応募した自分の目に狂いはなかったとも言える。
当然ターン制。
初期配置ユニットは無く、両軍とも部隊数0から始まる。
自分のターンでは、全部隊を動かすことができる。
都市を占領してお金を貯め、ユニットを作る。
特殊な戦艦など以外、部隊は10キャラで編成されている。
敵とバトルしてもその中の1キャラでも残れば部隊として残ることになり、他のハンパな舞台と合流することができたりする。
部隊同士には相性があり、例えば最弱歩兵部隊と陸上兵器最強の戦車A部隊が戦ったとしても、歩兵は一気に全滅することはなく、歩兵に一番強いのは装甲輸送車だったりする。
また、弾切れやガソリン切れもあり、特に航空機や船のガソリンが切れると墜落、沈没してしまうので、注意が必要だ。
高額な部隊が、必ずしもすべてに最強という訳ではないという、当たり前の設定をしたことが、このゲームの面白さに繋がったと思う。
また、歩兵などを輸送できるヘリや、戦車類を輸送できる輸送艦もあったりして、こういった部分も良く考えられていると思う。
ユニットの種類を上手に絞り込んだため、丁度良いバランスに仕上がったのも特筆ものだ。
そして、シミュレーションゲームで一番のネックである、コンピュータの思考時間も気になるほどではなく、快適にプレーしていたと思う。
MAPの種類も多く、何度プレーしても面白かった。
このあと色々なシミュレーションゲームが発売されたが、自分の中ではもちろんNo.1だ。
そんな事を言っているのに・・・
いくつかリリースされたファミコンウォーズの続編のうち、実はゲームボーイウォーズしかプレイした事がないというのは、自分としても情けない限りだ。
すまぬ、ファミコンウォーズ・・
懸賞で当選した事について「かーちゃんたちには内緒だぞ!」をきっちり守った度:★★★★★
歩兵1vs戦車A1で戦闘し相討ちしてくれて小躍りする度:★★★★★
今でも楽しめる度:★★★★☆