当時PCでかなり人気となっていた、リアルタイムシミュレーションゲーム。
その中の一つ、シムシティを任天堂がスーファミ版に遊びやすくアレンジ。
こういったジャンルのゲームをスーファミ世代のゲーマーに認知させるべく、任天堂がちょっとだけ本気を出したという事か。
そのくらい、非常に遊びやすいゲームに仕上がっている。
ゲームの目的は、少しずつ都市を作り上げて、そこに住む人を増やす事だ。
このゲームにエンディングという概念はない。
はっきり言って、細かいことを全然覚えていなかったので、調べたものを転記していく。
モードは、練習モード、フリーモード、シナリオモードがある。
シナリオモードは、実在の都市をモデルとしており、そこで起こっている、公害、交通渋滞などと言った問題を解決して、一定の規模にまで大きくする事が目的となる。
シナリオモードは、まず100種類(のはず)の「土地MAP」から、自分が作りたい都市を想像して、1種類を選ぶ。
と思っていたが、調べるとなんと1000種類あるそうだ。
マジか。
そして、土地のどこかに建物を作る事からすべてがスタートする。
資金は税金を徴収するか銀行から融資を受けることで賄う。
ひと月ごとの時間が流れ、年単位で都市の状況や資金の状況などの総括が表示される。
建てる事のできるユニットは、基本の住宅地、商業地、工業地があり、その後警察、消防、発電所などが増えていく。
他には、道路、線路、港、空港、電線などを作ることになる。
少しずつ人口が増えていくと、自動的に何をすべきかというアテンション的なイベントが起こる。
また、一定の条件を満たすと、色々なプレゼントという名の建設物がもらえる。
図書館や、遊園地、カジノ、マリオの像などがもらえて、建てると地価があがり、住民が増えやすくなったりする。
色々建てながら進めていくと、町が街になっていく。
住宅地が合体して、大きな集合住宅へグラフィックが変化したり、BGMものどかなものから、都市の喧騒が感じられるものへ変化する。
目標は人口50万人以上の「メガロポリス」だが、そう簡単にはそこまで育たない。
時間が進み、渋滞が起こっている、犯罪が多い、公害が多くなっているなどの問題も起こる。
意外と放っておいても大丈夫なのだが、住宅地がランクダウンしたり、道路が壊れたりしていくので、ずっと順調に進むわけではない。
自分は、メガロポリスを作れた記憶はない。
20万人くらいまでは、結構普通に作れるのだが、その後が全然進まなかった記憶がある。
また、交通渋滞が起こると、市民の不満がたまり、せっかく育った巨大な集合住宅がランクダウンしてしまう。
なので、人口を増やすために道路を線路へ置き換える必要があるのだが、現実的には道路が無い都市などありないと当時の自分は考えるような超現実派だったので、これには違和感があり、渋滞が起きても道路をそのままにしていた記憶がある。
プレイしていると結構楽しいのだが、自分はかなり早い段階で飽きてしまった。
せっかく買ったのに・・・
という訳で、その後に発売されたこの手のゲームには、一切手を出すことはなかった。
シムアントやシムアースなどもあったと思うが、面白かったのだろうか。
少しだけ気になる。
人口10万人に育つくらいまでが楽しさの限界度:★★★★★
マップ100種類でさえ確認するのが面倒度:★★★★★
今でも楽しめる度:★★★☆☆