言うまでも無く、グラディウスの続編。
アーケードで発表された時、ゲーメスト誌で凄いことになっていたような記憶がある。
さて、FC版は当然グレードダウンしているが、がきんちょの自分達には100円玉を積み上げて、もしくは並び直して何度もプレイするような事は不可能だったため、家で遊べるという事は、非常に嬉しい事だった。
これ以外のアーケードからの移植ゲーム全般に、同じことが言える。
このゲームは、もちろん横スクロールサイドビューのシューティング。
カプセルを取って、パワーアップする方式。
沙羅曼蛇を挟んでしまったが、正当後継作品なので、縦スクロールは無く、アイテムによるパワーアップでもない。
今回から4種類のパワーアップメーターから、どれか一つを選ぶ方式が採用された。
スプレッドボムやリップル、テイルガンなどが登場した。
今では当たり前の上下スクロールができるようになり、1面ですげーなーと思っていた。
しかし、ファミコンの限界をどうしても超える事ができず、一直線レーザーは無し、オプションも点滅、スローダウンも起きたが、それでも面白さは損なわれなかった。
グラディウスの特徴である、ステージの変化が楽しく、アレとアレが合体してしまったステージにも文句はなかった。
最終ステージのゴーファーを見て、なんだか背筋がゾワッとした記憶もある。
当然プレイしまくり、ノーミスクリアも普通にできるようになった。
それでも面白くて、何度も何度も繰り返しプレイ。
やり倒したという表現がピッタリくるほど、のめりこんだ。
さて、このゲーム、年末に発売されたのだが、ウチにはすでにサンタなど来る事は無く、自分でコツコツ貯めたお金では購入する額に足りず、中学生の分際で、友達から借金をしてまで購入した。
頼むから年賀状に書いてくれるなとその友達に懇願したのにも関わらず、きっちり「金返せ」と書いてきやがったため、親にバレるという非常事態が起こった。
親からは思っていたほどのお叱りは受けず、お年玉できっちり返済したのだが、この時に「金の貸し借りは色々と面倒なので、するべきではない」と悟った。
また「貸した金は返ってこないものと思え。貸すならあげるつもりで貸せ。」という事も、その後自分で勝手に格言として心に刻んだ。
とはいえ、貸した金が返ってこなかった事は、おかげさまで一度もない。
自分にとって、グラディウスⅡと言うゲームは、自分が生きていく上での教訓まで示してくれた、思い出のゲームだったりするのだ。
意味も無くローリングオプションを発動する度:★★★★☆
そのためバリアの張り替えに失敗する度:★★★★☆
今でも楽しめる度:★★★☆☆