なんと発売元がフジテレビという、変わり種。
局のキャンペーンに合わせてゲームを発売したというところに、当時のファミコンを取り巻く状況が見て取れる。
ただ、開発は任天堂、更に開発チームはゼルダなどに関わった宮本茂氏を中心としているので、安心感がある。
そして、やっぱりゲームの完成度は高い。
縦横スクロールのアクションゲーム。
特徴の異なる4人の中から1人を選び、さらわれた双子を取り戻すため、7チャプター、20ページをクリアする事が目的。
ただし、真のエンディングを見るためには、4人とも全チャプターをクリアしなければならない。
残機+体力制。
そこら中にある葉を引っこ抜くと、太った野菜や痩せた野菜がでてきて、それを敵にぶつけると倒す事ができる。
ときどきお助けアイテムを引っこ抜いたりもする。
ステージの終わりには、色々な中ボスがおり、口から卵を吹いてくるヤツや、炎を吐いてくるヤツもいたりする。
卵の上に乗ることができ、それを引っこ抜く要領で持ち上げ、ぶつけて倒す。
なかなかに面白いシステムだ。
鍵がかかったドアを開けるために鍵を探したり、裏の世界に入ってコインを取ると、ステージ終了時にスロットを回すことができ、残機が増えたりする。
これらのアイデアは、その後のゲームに結構転用された。
このゲームは、アメリカなどではキャラをマリオのキャラに変更して発売され、日本に逆輸入されてスーパーマリオUSAとしても発売された。
スーファミのソフト、スーパーマリオコレクションでは、USAが収録されている。
自分はこちらを持っていて、まあまあプレイした記憶があるが、ALLクリアした記憶は無いので、多分、1,2,3ばかりプレイしていたのだと思う。
プレイ動画を見てみたが、腰を据えてプレイしたらクリアはできそうな気がする。
でも、上手い人のプレイを見ていたら、自分もできると錯覚してしまうので、実際はプレイしてもクリアできない気もする・・
こちらで初登場してマリオシリーズに登場するようになったキャラがいる事に驚く度:★★★☆☆
キャラの能力に違いを持たせるだけで結構幅が広がるのは興味深い度:★★★★☆
今でも楽しめる度:★★★☆☆