コナミの良質アクションゲーム第○弾。
ただし、当時のゲーマーは、見た瞬間に総ツッコミを入れたゲームでもある。
実際にキャラデザインなどは、かなり源平に似ており、開き直って作成されたと思われた。
のちに、制作チームのコメントとして、源平へのリスペクトを持って、似たようなゲームを作ったと言っていた(はずだ)。
実際にプレイしてみると、当然似ているというだけで、様々なアイデアが盛り込まれ、かなり面白いゲームとなっている。
龍骨鬼が復活し、月氏の3兄弟のうちの2人が倒され、家宝の波動剣が奪われてしまった。
末弟 風魔が龍骨鬼を倒すために旅に出るというストーリー(自信なし)。
・・・あれ?
波動剣は3本あるので、全員やられて、風魔だけ生き返った設定?
まあ、いいとしよう。
体力ゲージ+残機あり。
まずトップビューの簡単な迷路状のMAPからスタート。
ところどころに鳥居があり、そこへ接触するとサイドビューの横スクロールアクションステージが始まる。
アクションステージは数画面の長さで、左右の端まで行きつくとMAP画面へ戻る。
MAP上で見て、鳥居の反対側へ行くには、このアクションステージを抜けなければならない。
アクションステージは、背景も敵もバラエティに富んでいる。
ところどころに穴があって、落ちると死となり、残機が1減る。
敵は、倒すと体力回復アイテムかお金を落とす。
波動剣を持っている中ボスのいる場所へ行く前には、3Dダンジョンを抜けなければならない。
もちろん敵もおり、3Dのままバトルを行う。
ただ、適当にガチャガチャやっていれば大体は倒せるので、そこまで悩むことは無い。
そして、中ボスだが、とにかくデカくてガシガシ動く。
これは、当時の技術で考えるとかなり珍しいことで、結構驚いた記憶がある。
当然ラスボスもデカく、しっかり育っていればそんなに強い相手ではないが、ちょっとビビる。
アクションステージのグラフィックは、当時のファミコンのスペックを考えると、かなり素晴らしく、評価の高い悪魔城ドラキュラと比べても遜色ないほどだ。
また、ザコ敵の種類と攻撃方法が多彩で、この辺りも飽きさせない作りとなっている。
MAPでは店もあり、お金さえあればお助けアイテムを買う事ができるため、アクションゲームが苦手な人でもどうにかなる。
また、途中で入手できる回転独楽というアイテムは、いわゆるスクリューアタックができるようになるもので、アクションステージでは無類の強さを誇る。
ただ調子に乗っていると、穴に落ちるので注意が必要だ。
源平は横スクロールアクションステージがメインで、デカいキャラステージが特徴的なゲームだが、月風魔伝はさまざまなステージを作り、色々な要素を盛り込んだため、結局は全然違うゲームとなった。
そして、かなり面白いゲームだ。
最近のゲームの話題で最も驚いた事として、この月風魔伝、30年以上の時を経て、なんと続編がリリースされた。
グラフィックが素晴らしく向上し、とても魅力的なゲームとなっているようだ。
プレイしてみたくて仕方ない。
やばい、ホントどうしよう・・・
MAPが広すぎてどこへ行けばいいか分からなくなる度:★★★★☆
分からなくなった時アクションステージがめんどくさくなる度:★★★★☆
今でも楽しめる度:★★★★☆