やっぱりゲームが好き!     〜ファミコン世代の       懐かしゲーム回想記〜

借金してゲームを買った。コントローラーを握ったまま寝落ちもした。                〇〇〇しながら〇〇〇〇もした・・・そんな自分がプレイしたゲームについて、好き勝手に綴ります。

【第119回 燃えろ!!プロ野球】

やりたかった事は分かるのだが、バランスを取り切れないまま発売された感のあるゲーム。

 
 
期待して買った人を、後悔させたゲームランキングでは、トップ3にランクインするだろう。
 
 
 
音声合成で「プレイボール」とかしゃべる。
 
通常の画面は、テレビ中継の様に、ピッチャー側から見たものとなっている。
 
バッターボックスへ向かうバッターの演出がある。
 
ピッチャーは、プレートを踏む場所を変えることができ、大体の上下左右の投げ分けもできる。
 
バッターも大体の上下左右を振り分ける事ができる。
 
ピッチャーの投球モーションがいくつもある。
 
バッターの体形もいくつもある。
 
ちゃんとキャッチャーがピッチャーへボールを投げ返す。
 
ホームランを打たれたピッチャーがうなだれる演出がある。
 
打ったバッターを出迎える演出がある。
 
控え選手も結構いる。
 
 
 
 
 
詰め込んでいるのは凄い。
 
しかし、すべてをぶち壊している事がある。
 
 
 
テンポが悪い。
 
これに尽きる。
 
 
人vs人の対戦プレイをすると、1試合終わるのに余裕で2時間かかったりする。
 
その大きな理由は、守備が難しすぎるからだ。
 
選手の大きさ、動きのスピードと、球場の広さなどのバランスが悪すぎるため、いきなり乱打戦となる。
 
しかも途中に細かい演出が入り、見たくなくなってくる。
 
 
 
ペナントレースモードもあったはずだが、コンピューター相手にプレイしても、1試合1時間くらいはかかるので、やり切るには覚悟が必要だ。
 
 
 
イデアは良かったと思うが、「テンポよくプレイできる」という重要な点をないがしろにしてしまったため、クソゲーの評価になったのだと思う。
 
 
はっきりいって、開発したチームの自己満足ゲームだと思う。
 
 
続編もいくつか発売されているが、独自色を出そうとしてしまったため、野球ゲームに求められている事をほとんど無視。
 
 
プレイヤーの視点が欠けているため、結局その程度のタイトルとなってしまった。
 
 
ゲームには何が大切なのかを示したという意味では、発売した意味はあったのかもしれない。
 
 
 
 
一部の強打者と設定されたバッターはバントやスイング途中モーションでホームランが打ててしまうバグ度:★★★★★
選手表示が全部カタカナでカクカク度が増している度:★★★★☆
今でも楽しめる度:★☆☆☆☆