当時、ファミコン通信を必ず買っていた自分は、荒井清和氏の絵が好きだった。
4コママンガ、べーしっ君のあの独特の雰囲気がなんとも言えず、楽しみにしていたものだ。
オホーツクに消ゆは、堀井雄二氏がシナリオを描き、FC版のキャラデザインは荒井清和氏。
自分としてはプレイしないわけにはいかないゲームだ。
コマンド選択式のアドベンチャーゲーム。
元々はPC用のゲームで、FC版としてリメイクされたものだ。
東京で起きた殺人事件が、北海道 オホーツクエリアへと連鎖するのだが、そこには過去のある出来事が関係していた・・・というストーリー。
はっきりいって、全くストーリーを覚えていなかった。
覚えていた事と言えば・・
キャバレーのおねーちゃん。
摩周湖。
ヒロインの女の子と友達の女の子(名前を覚えていなかった)。
屈斜路湖。
二ポポ人形。
そして、友達の女の子が脱ぐ事。
あと、ダンジョンのBGMだけは覚えていて、何のゲームのBGMだったのかずーっと気になっていたのだが、このゲームだった事に驚きスッキリした。
今回クリア動画を見たのだが、札幌、函館、釧路、網走、紋別、斜里ウトロ、夕張、弟子屈の摩周湖と屈斜路湖、別海のトドワラと、道東エリアを中心として、様々な場所が出てくる。
北海道の住民でも、はっきりとした場所を知らない人が多いのではないかと思う。
堀井氏は、このゲームを作るにあたって、ロケハンを行ったらしいが、よくもまあこんなに距離のある所を見て回ったものだと思う。
ゲームだから当たり前だが、コマンド一つで場所場所を行き来できるのだが、ゲームに出てくる北海道の土地の中で、最も距離のある函館と紋別を実際に移動しようとすると、距離は約570km、時間にして7時間30分である。
ちなみに高速道路も使ってだ。
紋別網走間、網走釧路間もざっくり110km、2時間強。
1km1分計算だ。
都内だと10kmを1時間かかったりするのに・・・
本当に北海道は広いし、車が少なく移動はスムーズいう事だ。
もちろん時と場合によるが。
よくまあこんな難しいゲームをクリアしたものだと思った。
ある程度コマンド総当たりでも進めるが、それだと面白くないし、ストーリーが良く分からなくなってしまう。
なので、考えながらコマンドを選択するのだが、どうしたらいいのか分からなくなってしまう。
そんな時には、一緒に行動する刑事シュンとポーカーをするとヒントがもらえる。
当時は多分ポーカーばかりやっていたんだと思う。
動画を見てみると、それぞれの場面を結構思い出して、プレイしたくなった。
そしてやっぱりめぐみが脱ぐシーンをおがんでしまうんじゃないかと思う。
ところどころにべーしっ君のキャラが登場しニヤケる度:★★★★☆
PC版はコマンド入力型だと知ってありえないと思った度:★★★★★
今でも楽しめる度:★★★★☆