やっぱりゲームが好き!     〜ファミコン世代の       懐かしゲーム回想記〜

借金してゲームを買った。コントローラーを握ったまま寝落ちもした。                〇〇〇しながら〇〇〇〇もした・・・そんな自分がプレイしたゲームについて、好き勝手に綴ります。

【第112回 火の鳥】

コナミの良質アクションゲーム第?弾。

 

慣れてしまえば、ここまで快適にプレイできるゲームはそうないだろうと思うくらい、さくさくプレイできるゲームだ。

 

何度クリアしたか分からないくらいプレイしたが、何度プレイしても楽しかった記憶がある。

 

 

 

題材は、もちろん手塚治虫の「火の鳥 鳳凰編」だ。

 

片手片目を失った我王が主人公で、鳳凰の画像の破片を集めて復活させる事が目的だ。

 

 

 

原作「火の鳥」は、人間の性・業を嫌になるほど見せつけられる作品で、どこかの言葉をそのまま借りると「手塚治虫のライフワーク」といえる作品だ。

 

シリーズを通して登場する火の鳥は、転生を繰り返し、時代時代の人々の生きざまを俯瞰し、時には接触し、何かを教示していく。

 

原作の鳳凰編は、悪事三昧だった我王が、いくつかの事件から悔い改め彫物師となり、因縁の存在といえる茜丸と、献上する彫り物対決し・・・という物語。

 

鳳凰編だけでなく、他のシリーズもいつ読んでも以前に読んだ時とは違う事を考えさせられる作品だ。

 

 

 

さて、ゲームはというと、サイドビューの横スクロールのアクションゲーム。

 

ライフ+残機制。

 

我王の武器はノミで、前と上に投げることができるが、射程は短い。

 

全部で16個の破片を集めることになるが、全部をボスが守っているわけではない。

 

ステージの最後に置いてあって、足場が無くなっていくとか、そういう状況もある。

 

 

このゲームのキモは、1ブロックの鬼瓦を作ることができるという事で、足場にしたり敵をブロックしたりと、使いこなさなければならない。

 

敵を倒すと鬼瓦になり、取るとストックできる。

 

持てる上限は99個だが、いくら頑張って使っても無くなることはない。

 

ジャンプしている最中でも自分の足元に鬼瓦を作ることができるおかげで、落下ミスがかなり少ないのがこのゲームの特徴だ。

 

結構敵の攻撃や体当たりが激しいが、いたるところに体力回復アイテムおにぎりがあるため、そんなにミスになる事も無い。

 

そして、色々なところを壊すことができ、ちょっとしたアイテムが分かりやすく隠されている。

 

 

という訳で、このゲームは、テンポが良い、ミスしにくい、隠しアイテムが取りやすいなど、結構易しい方へバランスを取っている。

 

これが、このゲームを楽しいと思わせる要因だろう。

 

 

ただ、鬼瓦を自在に操れるようになったら、はっきりいって簡単すぎるので、もう少しだけ鬼瓦を使いこなさないとクリアできないステージを作っても良かったのではとも思うのだった。

 

 

 

あまり意味のないアイテムが結構そこら中にある度:★★★★☆

ゴリ押しで倒せてしまうボスが情けない度:★★★★★

今でも楽しめる度:★★★☆☆