今でこそ、3DSやSwitchを持って外出し、外でゲームをプレイできる時代になったが、ファミコン全盛期の頃にはテレビに接続してプレイするのが普通だった。
GAME&WATCHは持って行けたがイヤホンが無く、さすがに迷惑になるため、ハードルは高かった。
ファミコン全盛期の中、任天堂はかなり思い切った発想を具現化、携帯型ゲーム機であるゲームボーイを発売した。
ゲームボーイは、モノクロ表示、カートリッジ交換型ゲーム機として発売され、その後いくつか廉価版といえる機種がリリースされたのち、ゲームボーイカラーが発売されることとなる。
本当に凄い事だったと思う。
毎度毎度、任天堂の先見性については言及しているが、やはり今回のゲームボーイ発売についても、同様の事が言えるだろう。
単三電池でもプレイできるという仕様は、携帯型というコンセプトにマッチしていたが、あくまでもレスキュー的なもので、やはりアダプターが無いと厳しかった。
そんなGBのローンチタイトルの一つ、スーパーマリオランド。
言うまでも無く、スーパーマリオだ。
当時はいちいち感動しながらプレイしたような気がするが、今考えるとモノクロ+小さな画面でマリオをプレイしても、ちょっと厳しいに決まっている。
それでも、ゲームボーイは「なんでもいいからゲームをプレイしたい」という子供には大歓迎だった(と思う)。
先に書いた通り「テレビゲーム」と言うくらいなので、これまではテレビに繋がないとプレイできなかったのが、テレビ不要であるため、いわゆるチャンネル争いで負ける事無くゲームができる事になった。
そして「ゲームばっかりして!」と怒られていた子供たちは、こっそりゲームをする術を手に入れたのだ。
そして、このGBは、ケーブルによる通信機能も持っていたため、その後発売されるゲームでは、対戦することもできた。
繰り返しになるが、今でこそネットでの対戦プレイは当たり前だが、当時このような事を考えて実用化したというのは、凄いことだと思う。
という事で、GB本体の事ばかり書いてしまったが、スーパーマリオランドについては、全然覚えていないというのが本当のところだったりする・・・
よくあんな小さな画面にマリオを収めたと驚く度:★★★★☆
ボスがクッパだったかも覚えていない度:★★★★★
今でも楽しめる度:★☆☆☆☆