いわゆるアドベンチャーゲームと言われるジャンルのゲームだが、アドベンチャーは冒険という意味であり、RPGやアクションもアドベンチャーだろうと、ずーっと思っているがどうだろう。
こういうタイプのゲームは、もちろん初めてだった。
パソコン用のゲームとしては、コマンド選択ではなく、実際にをキーボードで入力しながら進めるようだったが、そこはファミコン用にアレンジされて、とっつきやすくしている。
当時はすでに、「発売すれば売れる」という状況になりつつあったので、小学生の友達も親にねだって買ってもらっていたのだろう。
殺人事件といわれてもピンとこず、単なるゲームとしか思っていなかった。
実際のプレイとしては、子供ながらに色々推理しながら頑張っていたことが思い出される。
小学生低学年の頃から、江戸川乱歩の少年探偵団の本を夢中で読んでいた自分にとって、腕が鳴るというか、自分にはクリアできると思い込んでのプレイだった気がする。
こういうゲームは総当たりにコマンドを入れていけば、そのうち正解に当たるものだが、そういうプレイは面白くないので、色々考えてやったが、そこは子供。
自分が思っていた通りの展開にはまったくならず、結局自力では解けずに止めてしまった。
そのうち雑誌か何かで、エンディングまでのルートが公開されたのだと思うが、一応エンディングは見た。
作者の堀井雄二氏のコメントとして、実はソフトの箱もヒントになっていたんですけどね、という言葉を見て、改めて見てみると、「はー、なるほど」と思わず言ってしまうイラストが描かれていた。
その後、様々なタイプのアドベンチャーゲームがリリースされたが、ファミコンゲームのパイオニアとしての役割は十分に果たしたといえるのだろう。
よく考えると主人公の自分が一度も画面に出ないという事の衝撃度:★★★★☆
ダンジョンで迷ってしまいどうしてよいか分からなくなる度:★★★★★
今でも楽しめる度:★★★☆☆