不遇としか言いようがないイメージのゲームだ。
イメージとしては、「たたき売りされるようになってしまったゲーム」。
元々はPCのゲームで、当時のファミコンのゲームといえば、アーケードからの移植が大多数を占め、PCからの移植はあまり多くなかった。
PCのゲームは、地道にきっちりレベルアップさせて進まないと、絶対に進めないというのが定番だった(はず)。
脱線するが、セーブの方法がカセットテープだった頃、ほぼ徹夜でブラックオニキスというPCゲームを友達と二人で代わる代わるプレイした。
とにかくまずはレベルアップだという事で、ひたすらレベルアップしたところ、その後それなりに進む事ができた。
ただ、思った以上にクリアまでの時間がかかるゲームで、途中で断念してしまったのが悔やまれる。
閑話休題。
ハイドライドもそういうゲームなのだが、当時のファミコン小僧にとっては地道にレベルアップするという事は想定外、いきなり遠出して、秒殺されてしまっていた。
当時のゲームといえば、進めていけば少しずつパワーアップしていくため、先へ進んでいってもそんなに苦労するものでもなかったが、このゲームのように進むためにレベルアップするという手間に対して理解が得られなかったのだろう。
そうして晴れて「クソゲー」第一号(多分)認定され、たたき売りへと転落してしまった。
当たり前の話、きっちりと手順を踏んでいけばクリアできるようになっているのだが、更に残念なことに、ヒントなしに自力でクリアする気力があるファミコン小僧はほぼいなかった事に加え、その手順がなかなかに難しい。
ヒントがないというのは、やはりロープレではハードルが高くなる。
PCとファミコン、対象年齢の違いが、このゲームの評価に繋がったのではと思う。
無敵モードは誰が発見したのか驚く度:★★★★★
イースと同じく半ずらしが有効で感慨深い度:★★★★★
今でも楽しめる度:★★☆☆☆