改めて考えると、この時期にこのゲームがリリースされていたというのは驚きだ。
他社から発売されたゲームでは、まだ固定画面でキャラ数も少なく、音も単調、パワーアップも大したことのないものが多い。
そんな中、全32ステージと多く、地上、地下、海、城など多彩なステージ、敵キャラもクリボーからクッパまで、動きも様々。
隠れた1UPキノコや10コインボックス、花火やワープゾーン、そして無限1UP。
アクションゲームはこうあるべきという完成形が示されている。
今プレイしても、もちろん楽しい。
難易度がちょうど良い。
ただ、ワールド8は、かなり難しい。
更に、ちょっと間違って8-4でミスすると、クッパ直前のハンマーブロスを突破するのが非常に厳しくなる。
遊び方次第で、いくらでも楽しむ方法がある。
これまでに一度だけ超本気でプレイした事がある。
昔ファミリーコンピューターマガジンという雑誌があり、その中で様々なゲームの裏ワザを紹介するコーナーがあったのだが、ある時から、30程度紹介されている裏ワザの中に1つだけ、ウソテクを入れていた。
ウソを見抜いた読者に抽選で何かをプレゼントしていたはずだ。
そしてある時、「スーパーマリオで、ファイアフラワーを40個連続で取ると無敵になる」だかという、とんでもない技が掲載された。
これがマジなら、ワールド8は、穴に落ちない限り楽勝だ!と思い、本当に本気でプレイした。
途中で小さくなってはリセットして最初からやり直し、穴に落ちてはリセットして最初からやり直し・・・
何度やり直したが分からない。
何十回かプレイし、ついに書かれていた個数以上連続でフラワーを取ったが、何も起こらなかった。
まあ、これがウソだろうと思いながらだったので、特にショックはなかったが、ここまで真剣にゲームをプレイした事はこれが初めてだった。
最近でも時々プレイするが、やっぱりワールド8は難しい。
そして、無限1UPがなかなか上手くできないのは、今でも変わらないのだった。
最初のクリボーに突撃してしまいミスる度:★★★☆☆
ツタの一番上でタッタッタッタを楽しむ度:★★☆☆☆
今でも楽しめる度:★★★★★