超名作アクションゲーム、悪魔城ドラキュラの続編。
前作は純粋なアクションゲームだったが、今作はRPA的要素を加え、別の意味で難度が上がっている。
前作の主人公シモン・ベルモンドが、今度こそドラキュラを永久に封印するため、5つのドラキュラの遺骸を探し出すというストーリー。
サイドビューのアクションシーンは変わりなく、端までたどり着くと次のステージへと移動することになる。
ザコ敵を倒すと経験値が得られ、シモンがレベルアップしていく。
訪れる事ができる場所は制限されており、手順を踏んでいく事で行動範囲が広がるようになっている。
所々に街が存在し、住人がおり、ヒントをもらえたり、体力を回復してもらえたりする。
時間経過の概念があり、昼には街で人と話したりできるが、夜になると魔物がうろつき人は建物の中に避難してしまい、話せなくなる。
時間の経過はエンディングにも関わっており、一定の時間内にクリアするとトゥルーエンディングになり、かかりすぎるとバッドエンディングになる。
ドラキュラの遺骸を封印するために訪れる館は結構な広さがあり、当然トラップもあるためなかなかの難度で、上ったり下ったりしながら、色々彷徨わなければならない。
発売当時ディスク版でプレイした記憶は全くないのだが、3DSのダウンロード版をプレイした。
様々なドラキュラシリーズ同様、相変わらずBGMが素晴らしく、世界観にマッチしたサウンドは文句なし。
ゲームバランスもきっちり取れており、理不尽さも無く良くできたゲームなのだが、少しだけ違和感を感じながらプレイした。
どうしても、1作目のアクションゲームとしての完成度が思い出されてしまい、RPGの要素を入れる必要性に疑問符がついてしまうのだ。
この後、続編がいくつも発売され、それらがほぼアクションメインになっていることからも、開発者の方々も同じような事を考えたのではないだろうか。
世界観が出来上がっているゲームなので、全体的に暗い色使いとなっているのは仕方ないのだが、夜という時間があるため、更にダークなイメージで統一されている。
まあ、面白ければ良いのだが、ちょっと肩がこった気がするゲームだ。
思った以上にMAPが広く終盤ではどこへ行ったらいいのか分からなくなる度:★★★★☆
アイテムの効果がイマイチ分かりにくい度:★★★★☆
今でも楽しめる度:★★★☆☆