いつも通り、ゲームの大まかな解説から書こうと思ったが、あまり説明的な文章は必要ない気もするので、特徴と高難度と言われる点を考察したい。
Ⅱとなり、パーティー制が取られた事がまず大きな特徴だ。
前半は、ローレシアの王子一人で旅立ち、サマルトリアの王子とムーンブルクの王女を探す事が目的となる。
戦士系、僧侶系、魔法使い系の3人が揃う形になる。
3人になったにも関わらず、終盤あたりでは結構モヤッとさせてくれる。
回復が間に合わないのだ。
この解決のためには、全員ちからのたてを持たないとならないのだが、これが高い。
どこかでレベル上げ+金稼ぎは必須だ。
ついでに、サマルトリアの王子の最強武器は「てつのやり」である。
お値段770G。
もう少し打撃の腕を磨いて欲しかった。
移動手段として船が登場、海が冒険のフィールドとなった事も大きな変更点だ。
この海がクセモノで、行動できる範囲が広すぎるため、あまりうろつく気にならないが、うろつかなければストーリーを進めるために必須のアイテムが入手できないのだ。
そして、悪名高き、ロンダルキアへの洞窟である。
自分としては、ファイナルファンタジーシリーズのラストダンジョンの方がヒドイと思うが、確かにこちらもキツイ。
モンスターとのエンカウント率が高く、特に落とし穴に落ちた広いフロアのくさったしたいは、少し歩くとすぐ戦闘になりHPもMPも削られる。
落とし穴も、配置を知らないとひたすら落ちる。
田の形で4ブロックひとまとめで見たときに、右上に落とし穴があるのだが、当時は全然気付かなかった。
ザコとの戦闘で、あっさり死んでしまうのも難度を上げている要因だ。
サクサク進んでしまうと、レベルが足りないため、普通に打撃と呪文や息でやられるだけでなく、高レベルであってもブリザードのザラキであっさり2人は持っていかれる事がある。
他にも細かいツッコミ所はあるが、それでも今のRPGのベースを確立させた事もあり、名作であるのは間違いないだろう。
さて、ここからは、単純に思い出を記してみたい。
基本的に、調べず覚えている事を書いていく(ちょっと間違っていたりするかも)。
相当な回数プレイしたので、結構覚えていることが多い。
全員のMAXレベルは99かと思いきや、50、45、35だったりする。
なぜこうなったのかは、全然知らない。
なぜかキアリーを、2人とも使える。
あんまり重要そうじゃないのに・・
この事にからむ、ちょっと嫌な思い出があるのだが、書くのは止めておく。
はぐれメタルのイメージは、HPが少なく、さっさと逃げる事だが、ⅡではHPが30くらいあり、意外と逃げずにベギラマを連発してくる。
そして王女が瀕死になったりする。
はぐれメタルネタをもう一つ。
当時、妹もプレイしており、たまたま見ていた時に、なんとふっかつのたまをゲットした。
ふっかつのたまは、フィールド上でいつでも復活の呪文を聞くことができるアイテムだ。
これには二人で大興奮。
なんといっても、はぐれメタルのエンカウント率が低く、倒す事が困難なため、入手確率が1/16(1/32?)であってもレアなのだ。
復活の呪文の書き写しミスという、何よりも恐怖の出来事がある。
今のように、オートセーブなどはある訳もなく、中断するときは、教会で復活の呪文を教えてもらい、紙に書き写しておく。
再開するときには、その復活の呪文を入力するのだが、全52文字。
1文字でも間違うと、再開できない。
なので、最低2回は聞いて書き写すようにしていたし(2回目に聞いたものは、1回目と文字列が異なる)、何度も声に出して確かめていた。
今であれば、画面をスマホで写しておけば大丈夫だが、スマホがあるならセーブもできて当たり前だ。
その復活の呪文を入力する画面で流れるBGMの曲名は「LoveSong探して」といい、ちゃんと歌詞もある。
歌っているのは牧野アンナというコで、その後沖縄アクターズスクールのインストラクターになった。
教え子にはSPEEDがいる(はず)。
ルビスのまもりとじゃしんのぞうを、どこで使えばよいのか、全然分からなかった気がする。
多分、友達がどこかから仕入れてきた情報を聞いて、やってみて進めたんだと思う。
全く分からずにプレイした訳ではないと思うが、それでも結構大変だったはずだ。
ラスボス シドーのMAX HPが250だというのを知ったとき、そんなもんなの?と驚いた。
実は、アトラス、パズズ、ベリアルと同じ程度だ。
なんだかあっさり倒せそうに思うが、そこはラスボス、全員レベルMAXでも、立ち回りを間違うともちろん全滅する。
しかも、なんとベホマを使う。
これは、ファミコンの仕様の問題で、HPを高くできなかったため、あっさり倒されないようにするための苦肉の策のようだ。
ただ、パズズ、ベリアル、ハーゴンもベホマを使うので、運が悪ければ、この5連戦で相当MPを使ってしまう事になる。
ざっと思い出を綴ってみた。
確かに高難度だったとは思うが、投げ出してしまうほどではなかったような気がする。
Ⅱは、スーファミ版、3DS版をプレイしたが、やっぱり面白かった。
最後に、Ⅱのダンジョンで、Ⅰのレミーラを使うシステムにしていたら、一体どういう事になったのだろうか。
ロンダルキアの洞窟で、たいまつなし、MPなしとなってしまったとしたら・・
恐ろしすぎる・・・
Ⅱといえば桜玉吉のマンガがどうしても思い出されてしまう度:★★★★★
バズズ戦でメガンテという表示がされたあとAボタンを押したくなくなる度:★★★★★
今でも楽しめる度:★★★★★