ここまで単純なルールなのに、ゲームとしての完成度はかなり高い、レアケースといえるゲーム。
主人公の名前は「傷だらけのランナー」。
なぜ走るのかは、明かされていない。
様々な障害物があるコースを、左から右へ制限時間内にゴールまで駆け抜けるだけのゲームだ。
できることは、右で走る、左で減速、上下でラインを変える、そしてジャンプのみ。
全8ステージ32ラウンド。4ラウンドで1ステージとなっており、例えば1・2・3ラウンドクリア時の残りタイムが4ラウンドのタイムに加算される。
最終面である8ステージ32ラウンドはかなりの距離があるくせに、最初の設定タイムがかなり短いので、29・30・31ラウンドでどれだけタイムを残してクリアできるかがカギとなったりする。
お助けアイテムとしては、踏むとタイムが止まるアルミ缶、取るとスピードアップするスペシャルドリンク(踏むとタイムが止まる)、大ジャンプができるジャンプ台、走るより早く進む事ができるスケボーがある。
障害物は、結構な種類がある。
障害物のうち、使い方を知らないとクリアできない「クラッカー」というものがあり、中心より少し前にジャンプボタンを押しっぱなしで乗ると、かなりの距離を吹っ飛ばしてくれる「クラッカージャンプ」というテクニックがある。
そしてこのゲームを語るときに絶対に外せない「BGM」。
繰り返しプレイした事のある人なら、絶対に忘れられないあのサウンド。
このゲームの世界観と完全にマッチしており、もうこのBGM以外ありえないと思わせてくれる。
このゲームをクリアするためには、とにかくラウンドのMAPを覚える事だ。
どこに何があるのか。
これがすべてだ。
クリアした時の達成感はハンパない。
超久しぶりにプレイしてみたが、ラウンド32をクリアできなかった・・・
気合を入れてプレイすると親指の腹がどんどん痛くなる度:★★★★★
後半になると障害物ジャンボ缶の動きがイジワルすぎる度:★★★★★
今でも楽しめる度:★★★★★