藤子不二雄(当時)作品のゲーム化は、初期はバンダイであったが、ハットリ君がまあまあの作り(売上は想定以上?)であったため、超代表作ドラえもんはハドソンが勝ち取ったと思われる。
その理由は、トラブルメーカーのび太が先頭に立って、頑張るからに他ならない。
このゲームは、縁の下の力持ちキャラであるドラえもんが主人公になり、のび太、ジャイアンとスネ夫、しずかちゃんを助けに行くという、ゲーム的には結構当たり前なのに、ドラえもんという意味では当たり前ではない設定だ。
映画ドラえもんの2作目、3作目、4作目がベースとなっており、WORLD1が開拓編、WORLD2が魔境編、WORLD3が海底編となっている。
ドラえもんといって思い出すような基本的な秘密道具はある程度登場する。
全ステージエネルギー制+残機ありのシステム。
WORLD1は、トップビューの広大なマップを移動しながら、サイドビューとなるマンホールに隠された様々なアイテムを探しつつ、のび太を助ける。
WORLD2は、強制縦横スクロールのシューティング。
普通に進んでいてもダメで、ちょっとした脇道へ入ることができ、そこに色々なアイテムが隠されている。
WORLD3は、サイドビュー、画面切り替え型の海中でのアクションシューティング。
助けたはずの3人がまた捕らわれ、まず3人を助けた後にしずかちゃんを助けるとエンディングとなる。
アイテムの持ち運びできる上限が決まっており、画面内に置いておくことのできる上限もきまっているため、どこに何を置いて何を持っていくかを考えなければならない。
結構敵の数が多く、弾は撃ってこないが、積極的に体当たりを仕掛けてくるため、体力がなかなかの速さで削られる。
小学生低学年の友達は、相当てこずっていた。
何度プレイしても結構面白く、プレイを繰り返しているうちに、意外とどこに何があるかを覚えてしまい、コンティニューを繰り返しながら、エンディングを見た記憶がある。
当時としては、なかなかの良作ゲームだった。
欲しい秘密道具という話題は、いつの時代も白熱するテーマだと思う。
今欲しい道具は・・・
なんだろうな・・
何体かのボスはとりあえず特攻でなんとかなる度:★★★★☆
今でも楽しめる度:★★★☆☆