世にいうキング・オブ・クソゲー。
なぜこんなに悪名高いのかと考えると、不親切極まりないからという事になるのは間違いない。
なので、どうすれば良かったのかを考えてみたい。
まず、最初から行ける場所が多すぎる。
どこで何をすれば良いかも分からないので、行ける場所が多いと更に困る。
ある程度行ける場所を絞っておいて、クリアに必要なアイテムを取ったらフィールドを広げると良かったはずだ。
クリアに必要なアイテムがどこにあり、どうすれば取れるかが分からない。
少しでもヒントがあれば良かったと思うが、行き当たりばったりで突然取れたりするので、ここは調整すべきだった。
1時間だか放置しなければ取れないアイテムがある。
これをノーヒントで見つけた人というのは、プレイしている最中に電話がかかってきたとか、買い物を頼まれて出かけたとか、そのまんまにして暫く放っておかざるを得なかった人が、用を済ませて戻ってきた時に、たまたまコントローラーのマイクがONになっていた状態でなにかブツブツ文句を言ったら、いきなり表示が変わったとかそういった感じだろう。
これもちょっとしたヒントを入れておけば、見つけることは可能だったかもしれない。
結局のところ、「ヒントが何もない状態で総当たりするような作りをされると、手も足も出ない」という典型的な例だろう。
そして、最大?の問題が、「ゲームの目的が、ほとんど示されていない」事だ。
説明書には、少しだけ宝探しをしにいくのが目的らしい事が書かれているが、それが分かりにくいため、何をすればよいのかが最初から分からない。
目的不明だなんて、どういう事だ。
今だから書けるが、一応ゲームの大まかなストーリーを考えてみると、
1.会社も家庭も嫌になったサラリーマンが、
2.憂さ晴らしで入ったスナックでカラオケを歌ったらケンカになり、みんなぶちのめすと怪しい爺さんが宝の地図をくれたため、
3.宝の地図の場所へ行くために必要なスキルを身に着け、
4.無茶して宝探しをする
という事だろう。
これが分かっていれば、
1.退職届をだし、離婚する
2.怪しい爺さんは倒しておく
3.現地語を覚えて、ハンググライダー免許?をちゃんととるとか、必要そうな事は覚えておく
4.キャンセル技(アイテム表示?をすると敵がリセットされる)を駆使する
という事になるだろう。
ストーリーが分かっているだけで、もしかしたらと思える可能性は上がる。
そうはしなかったところが、このゲームの評価という事になるのだろう。
登場するすべてのキャラを殴れるし殴られるという世紀末度:★★★★★
解き方を分かっていてもクリアできそうにないひどいバランス:★★★★★
今でも楽しめる度:★☆☆☆☆