このゲームが発売された1986年当時のジャンプでは、バトルものの漫画が多く連載されていた。
そんな中でも、北斗の拳は原哲夫氏の絵と、武論尊氏のストーリーが絶妙にマッチし、とんでもない人気を誇っていた。
当然ゲームの題材として放っておかれる訳がなく、バンダイから発売されるのかと思いきや、東映動画から発売された。
まあ、当時のファミコンのグラフィックレベルを考えると、想像するだけで切なくなってしまう感は否めない。
その想像通り、雰囲気だけはある、単なる横スクロールアクションゲームとして登場した。
体力ゲージがあり、無くなるとゲームオーバー。
ピンクの敵を倒すと「あべし」というアイテムが出て、取ると1段階パワーアップ。
時々入れる建物があり、そこへ入るとまた横スクロールのステージがある。
そうやって進んで、ボスを倒すと次のステージへ進む。
パワーアップは7段階まであるらしい。
ステージは5までで、クリアするとまた1から繰り返しだそう。
先のステージは、ボスは弱いが、たどり着くのが非常に困難なほど、雑魚がわらわらでるらしい。
入れる建物には、時々リンが現れるが、そこが正解という事ではないんだそうだ。
というくらい、ゲームの事を知らない。
全然面白くないので、ほとんどプレイすることなく、止めてしまったからだ。
一応ステージ3までは行った気がするが、そんなもんかといったくらいの思い出しかない。
そんな訳で、一応ボスに対してだけ北斗神拳が出せるが、出さなくてもクリアできる、なんとも寂しいゲームというイメージしかないのだった。
もう少し爽快感を出す作りにできなかったのかと思う度:★★★★★
ケンシロウなどの顔のアップが1度も無い事に悲しくなる度:★★★★★
今でも楽しめる度:★☆☆☆☆